室町時代に誕生した日本刀はその後、約500年以上もの間広く普及をする武器となりました。もともとは神事で使用する儀式のための道具でしたが、室町時代からは戦の武器となったわけです。現在では美術品という位置づけで展示をされており、コレクターも数多く存在します。日本刀には必ず銘が付けられており、その数は100種類以上となります。銘はその刀を制作した鍛冶師が付けており、名前には鍛冶師の特性も含まれています。例えば月山という脇差は奈良県天理市一帯で活躍した月山一族によってつくられたものです。同田貫という太刀は熊本県の合田一族が生み出したものです。名刀と言われるものだと、村正・政宗がありますがこの場合は所有者の銘です。